罪【遙か3/黒朔】 2008年02月18日 遙かなる時空の中で3 0 ゲーム前?≪朔モノローグ≫ 朔×黒龍で、後半は朔→神子友情 少々ダークな独白 罪 皆に嘘をついてまで私が願ったのは、罪深き願い。 あなたは神。 私はあなたの神子。 本来ならば…立ち入ることのできなかった感情。 育ちすぎてしまった想いは… 弱い私には、止められることなんてできなかったの。 幸せだった日々。 ほんの短い時間だったけれど……私は本当に幸せだった。 それすら…きっと罪だったのね。 突然消えてしまったあなた。 伴侶と仕えるべき神を同時に失った私は… 一瞬で、妻でも神子でもなくなってしまった。 生きていく理由を…失ってしまった。 許されない願いをしてしまった罪。 全てを失ったのは、私に架せられた罰。 私は…幸せになってはいけない。 優しい私の対は、全てを知った後も変わらぬ微笑みを向けてくれた。 強い私の親友は、全てから逃げ出そうとした私を叱ってくれた。 歩き出せるようになったのは、彼女がいてくれたから。 あなたと…短い時間だったけれど再会できたのは…彼女のおかげ。 新しい道を、歩き出せるようになったのは…… あなたの最期の願いを、彼女が共に叶えてくれたから。 「綺麗だって…言ってたから……摘んできた」 ぶっきらぼうに差し出される、小さな野の花。 あなたと共に過ごす…新しい時間。 あなたは、あの頃のあなたではないけれど…… 時折垣間見る…あなたらしさが……私は泣きたくなるほどに嬉しくなる。 PR